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映画「王様のためのホログラム」

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約 3 分

評価:3.5/5点

ハートフルな再生物語

あらすじ

人生が暗転し、悩みを持つ中年男性が生きる活力を得ていく物語。「三ツ星フードトラック始めました」と同様、この世代にスポットを当てた再生物語は心に響くものがある。鑑賞後にハートフルな気持ちになれる所が、人気の秘訣なのだろうか。あらすじは、以下。

主人公のアラン・クレイは、シュウィン社の元役員。そこから(おそらく)事業の舵取り失敗によるレイオフを経験し、そのトラウマと共に辞職。

無職になった事で子供の大学費用が払えなくなり、妻とは離婚調停中。順風満帆な人生は一転、憂鬱な日々へ。

次の転職先を見つけたアランだが、与えられた仕事はサウジアラビアの新都市計画実現に向け、ITインフラを整える事。

いざサウジアラビアへ向かうも、帰国日未定の国王、プレゼンすらままならないIT環境、設備の整なわないテントに隔離されるチームなど様々な問題が立ちはだかり、彼の心を一層陰鬱にさせる。

そんな中、サウジアラビアで出会う人たちに救われ、少しずつ生きる活力を取り戻していく、そんな話。

感想

感じたことは、2点。一つは、新しい人との出会いの大切さ。今回、アランは医師のハキムと運転手のユセフに出会えた事が、物語の重要ポイント。

ユセフは、人の心にドカドカ入ってくるタイプ。初対面で面倒くさそうにするアランを尻目に、フランクに接するユセフ。何度か同乗する中で、少しずつ仲が深まる。

ハキムとは、背中のコブを治療してもらった際、アランの陰鬱な気持ちを言い当てられ、彼女に身近な気持ちを抱いたのが始まり。その後、発作で倒れた時や手術を担当してもらう中で、両者の心の距離が縮まり、最後は同棲する関係に。

過去のしがらみに囚われる事無く、二人と仲を深める事で、彼の表情に灯りが灯されたように感じた。殻から抜け出したという感じだろうか。

もう一点、ストーリーに直接関係しないが、アランが父とキャンプへ行った時のエピソードが良かった。

「山の中で、雨風凌いで生き延びるにはどうしたら良いか?」と父に問いかけられたアラン。11歳には難問だが、彼なりに考察し、答えを導き、その通り実践してみる。その答えに黙って従い、温かく見守ってくれる父。

このエピソードは、ハキムと子供の子育てについて話した時に出たもので、おそらくアランにとって理想の父親像を語る上での実体験として出てきたのだろう。自分自身、父がこういう経験をさせてくれたら凄くうれしいだろうと感じ、理想の父親像として素直に納得させられた。

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kuhh
面白かった本や映画の感想をブログにまとめています。読む本は、他の人のおススメやアマゾンの評価を参考に選んでいます。

映画は、もっぱらアマゾンのプライムビデオで見られる作品になってます。たまに、本や映画とは無関係な日々の忘備録を書く予定です。

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