読書・映画ログ

メインは読書・映画ログ、ときどき忘備録

映画「ブラッド・ダイヤモンド」

457 views
約 3 分

評価4.5/5点

紛争ダイヤモンド問題に一石投じた作品

あらすじ

ダイヤモンドは皆が憧れる宝石。市場では高級品として取引され、いつの時代でも人々の欲望を揺さぶって止まない。

そこに目を付けた武装組織。彼らは本拠地でダイヤモンドを採掘し、それを元手に武器を調達するサイクルを確立する。いつしか、そうした地で採掘されたダイヤモンドが市場の15%を占め、紛争ダイヤモンドとして社会で取り上げられるようになる。

本作は、このダイヤモンドを巡る物語。キーマンは、RUF(反政府組織)に捕らわれ、強制的に採掘労働をさせられたソロモン、ダイヤモンドの密輸を手掛けるディーラーのアーチャー。

ソロモンが巨大なピンクダイヤモンドを見つけたのがきっかけで、彼らの運命が交差する。彼らがそのダイヤモンドを持ちアフリカを脱出という計画。

そこにはいくつかの壁が存在する。一つは、反政府組織 & アーチャーの親分が追手として彼らのダイヤモンドを奪いに掛かっている事。もう一つは、ソロモンの息子が反政府組織に捉えられ、少年兵として駆り出されてしまった事。

息子を取り戻しつつ、無事ダイヤモンドをもってアフリカへ逃れられるか? 難関に挑む二人の行方はいかに・・・。

感想

幸福の象徴とも言える指輪の影に潜む不幸の連鎖。

強制的にダイヤモンドの採掘を強いられる人達、そのダイヤモンドを資金源に武器を強化し力をつける人達、平気で人を殺せるよう教え込まれる少年兵達。

まさに、光の影に潜む闇を本作では描いている。

特に最後の場面では、紛争ダイヤモンドと知りながら取引をする販売会社に向けた疑問符が投げかけられている。彼らがブラッド・ダイヤモンドを買うメリットは、通常の取引を安く仕入れられるなどがあるのだろうか。

販売会社のオーナーらしき人物が取引に応じる場面を抑え、それを証拠に一連の報道がなされ、公聴会でブラッド・ダイヤモンドについて語るソロモンの姿で、物語は締めくくられる。

買い手がなくなれば売り手もダイヤモンドに固執する必要がなくなるかもしれない。締めにこのエピソードを挿入する事で、ブラッドダイヤモンドの闇に対する認識を、視聴者に投げかけているのかもしれない。

ブラッド・ダイヤモンド (字幕版)
(2013-11-26)
売り上げランキング: 11,746

Comments

*
*
* (公開されません)