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映画「ホテル・ルワンダ」

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約 3 分

評価:4.3/5

死の恐怖と対峙しながら懸命に生きる人達に感動

あらすじ

1994年にルワンダで起きたフツ族によるツチ族の大量虐殺。対立の発端は、宗主国だったベルギーが鼻の細さや皮膚の色からツチ族とフツ族を区別し、ツチ族に国を統治させた事。

結果、冷遇されたフツ族の不満が高まり、大統領の暗殺事件を皮切りに彼らの怒りが爆発する。「高い木を切れ」とうラジオからの合言葉を元に、一般人が隣人をナタで殺し合う「ジェノサイド」が始まる。

そんな混乱の最中で、物語の当初は防波堤となっていた「ルワンダ・ミル・コリンズ・ホテルズ」。国連関係者や海外の要人も泊まる外資系ホテルは、ある種事件から隔離された施設のように映し出される。格好の避難先として逃げ惑う人が押し寄せ、ホテルは避難所と化していく。ホテルの支配人・ルセサバギナも同様に、ツチ族の妻や家族もホテルに招き入れ、他国からの介入による解決を願う。

しかし、西側大国の撤退判断により状況が一転し、ホテルも危険地に。絶望感に打ちひしがれるルセサバギナ含めホテルに身を構える人々。それでも必死にフツ族の反乱組織からの応酬を切り抜け、家族やツチ族の難民を守ろうとする彼らの未来は・・・。

感想

鑑賞後、とにかく胸が締め付けられる思いがした。特に象徴的だったエピソードが二つ。

一つは、国連がホテルに滞在していた外国人だけを非難させ、ルワンダ人は孤児の子供たち含めホテルへ置き去りにした事。国連職員の言葉にもあったが、彼らの見解は「ルワンダの人々は救う価値がない」だった。

もう一つは、欧米記者が捉えた殺戮の映像について。これを見た世界の人々がきっと我々を助けてくれると信じるルワンダ人に対して記者が発したのは、

世界の人々はあの映像を見て、怖いねというだけで普通にディナーを食べる

信じたくはないが、これが世の中の事実だと痛感した。自分にとって身近なものにだけ関心があって、ほんのちょっと世界が外れれば無関心になれる、それが人の本質かもしれない。

自分も今日この日まで、この事件の存在すら知らなかった。自分の無知さに哀しくなる。ただ、こうして映画という形で事実を伝えてくれる意味は計り知れない。この映画を知る事が出来て良かった。

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