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映画「アバウト・シュミット」

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約 3 分

あらすじ

シュミットは、平凡ながらも保険業を勤め上げ、ようやく退職を迎えた苦労人。家族は、長年連れ添った嫁と家元を離れた娘が一人。

 

セカンドライフに期待と不安を募らせる彼だったが、思わぬ展開が発生する。

 

一つは、長年連れ添った妻の突然の死。家庭の事を全て任せていた彼は、自暴自棄となり私生活は荒れ狂う。ゴミは散乱、賞味期限切れもお構いなし。現実を受け入れられない喪失感で目も当てられない状態。

 

そんな状況で、残された唯一の家族「娘」の結婚が迫る。元々親元離れて職に就いていた彼女。妻の死もあり、一緒に暮らしたいという願望も虚しく、結婚によって更に遠い存在となり、孤独感が増幅する。

 

追い打ちをかけるのが、シュミットと娘婿&その家族との相性の悪さ。上品を好むシュミットに対し少し下品な言動が見える娘婿&家族。結果的に、娘に結婚反対の相談を持ち掛け、顰蹙を買う。

 

唯一生活の支えとなったのが、孤児院へ援助金と手紙を送付する事。本来手紙で励ましの言葉一つでも送るべきだが、見えない相手という安心もあってか、日常に怒る不満のはけ口に使ってしまう。

 

そして、映画のラストシーンでまさか孤児院から手紙の返信が届く。そこには、お礼の言葉と一枚の心の籠った絵。それを見るシュミット。涙があふれ出る。

 

感想

ラストの涙には、ネガとポジの二つの解釈があると思う。ポジの考えは冒頭から始まる不運の連続ですっかり生きる意義を失っていた彼が、孤児院からのお礼の手紙で生きる意味を感じられたという解釈。

 

一方、ネガな方は何もしらずお礼の手紙をくれた子供のピュアな思いを見て、愚痴まみれの不遜な手紙を送ってしまったことに対する懺の涙という解釈。

 

ただ、後者のネガな方だと、作中ずっと不運しかなく、シュミットがあまりに可哀そうだ。

 

なので、個人的には、ポジの解釈にしておきたい。

 

アバウト・シュミット(字幕版)
(2015-03-15)
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