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映画「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」

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約 4 分

あらすじ(ネタバレあり)

カール・キャスパーは、レストランの料理長を務める腕利きのシェフ。料理へのこだわりが人一倍強い一方、家庭には無頓着。それもあってか奥さんとは離婚し、息子ともたまに会う程度の関係に。

 

そんなある日、有名批評家が店に食べにくるという、店の評判を左右する大事な機会が訪れる。それに備え、新作メニューを用意し、万全の気持ちで準備を進める。

 

そこへ、レストランのオーナーから呼び出しが。彼は、オリジナルの新作メニューを断固拒否し、いつも通りのメニューを強要する。最初は否定したカールだが、オーナーには逆らえず泣く泣く批評家へ定番メニューを出す。結果的に、それが最悪の結末を招く。

 

批評家のレビューは、最悪の評価。彼のプライドはズタズタ、落胆するカール。そんなやるせなさからか、twitterで批評に対するやり返しを仕掛ける。それがきっかけで、批評家が再度訪問する事に。今度こそは汚名返上とばかりに新メニューにトライし、仲間からも上々の評価を得る。

 

しかし、オーナーがまたも反対。前回恥を受けたカールも、今回ばかりは折れないため言い争いのケンカに。最終的に、認めてくれないオーナーに嫌気が差し、自ら料理長を降りると言い出すカール。

 

料理長としての肩書を失い、自身の料理に対するプライドをズタズタにされたカール。その怒りは頂点に達し、店に来た批評家へぶちまける。怒号、嵐の如し。しかし、それを観ていた聴衆がビデオ撮影し、ネットへ配信されてしまう。

 

一難さってまた一難。そのビデオが広く出回ってしまい、彼の印象は余計悪いものに。周りからは馬鹿にされ、次の就職先も決まらないという負の連鎖。まさに崖っぷちだ。

 

頭を冷やし、屋台でやり直しを考えるカール。元妻・息子とマイアミに行き、1988年製の古びたフードトラックを手に入れ、0からのスタートを始める。

 

そこでは、シェフ時代には中々接する機会がなかった息子との時間が訪れる。一緒にトラックの整備をしたり、フードトラックの仕事を手伝う息子。

 

今まで距離のあったカールと息子が、少しずつ距離感を縮めていく。その中で、家族への想いを少しずつ取り戻すカール。

 

また、フードトラックの仕事も軌道に乗り始める。やはり料理の腕は一流だった彼のオリジナル商品は人気上々で、長蛇の列を生み出す事に。

 

また、批評家のレビュー事件では嫌な思いをしたSNSも、ここではお客を呼ぶ有効なツールとして活躍する。

 

悪い事ばかり起きていたたカールだったが、マイアミでのフードトラックを通じて家族との時間の大切さや自分の料理への自信を深めるなど運気がうなぎ上りに上昇。

 

その極めつけとして、例の批評家から新しいレストランの料理長に打診される。しかもお店に関して、彼が全てを決める事が許されるという破格の条件。もちろんそれを受け入れるカール。まさに大どんでん返しのハッピーエンド。

 

感想

どん底から大どんでん返しの展開が、ハッピーエンドを象徴させるベタなやり方だと感じた。ただ、マイアミ以降の展開をラテン音楽や疾走するトラックの描写を上手く用い、視聴者をも幸福に吸い寄せるような演出にしているのは良かった。長期休暇でリゾートに赴きたいと思うような、そんな面持ちを感じさせてくれる。

 

また特徴的だったのは、SNSを上手く活用して作品を盛り上げている点だ。

 

twitterでの批評家とのやり取り、カールが怒り狂う場面のYou tubeでのアップロード & それを取り上げるマスメディア、Vineの1秒動画でフードトラックの思い出を綴る家族。

 

このSNSのやり取りが、作品を現代にマッチさせていてなかなか面白い。1秒動画で思い出を綴るという案など、自分も試したくなるぐらいナイスなやり取りで作品に良い色を出している。

 

まとめると、ベタな展開だけどハッピーエンドだし幸福感を感じられる作品だったという所か。

 

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