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小説「タルト・タタンの夢」 (近藤史恵著)

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約 3 分

あらすじ

小さなフランス料理屋「ビストロ・パ・マル」。シェフを務める三舟は、侍のような風貌をした変わり者。

他にも、副料理長の志村、ソムリエ 金子、ギャルソン 高梨が揃い、お店を盛り上げる。小さいお店ながらも料理の評判は良く、常連客も着くほど。

お客の中には、悩みを持つ物やちょっとした事件を起こす人も。

そんな時、シェフ三舟たちの鋭い洞察力で解決に導くという、ミステリーとグルメを掛け合わせた小説。

感想

読むきっかけは、先日投稿した本9:サクリファイスの作者(近藤史恵さん)が書いた本だった事。

グルメ・ミステリーに興味がある訳では無かったが、普通に楽しめた。

良かった点は、まず作中の料理描写が秀逸な所。思わずお腹がなる。フランス料理を良く知らない自分でも容易にイメージ出来る描写で書かれている。

これは、著者の手腕が大きいと思う。

もう一つ、小さな店だからこ客との距離感が近く、暖かさの感じるやり取りが多かったのも好印象。

お腹いっぱいの客への気配りの声掛け、食後のデザートをなじみの客向けへアレンジといった所作は、自分が身近で体感したような錯覚を生み、ビストロ・パ・マルに愛着を生む。

日常でこんなお店があったら行きつけにしたいなと思わせる、そんな魅力を感じた。

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