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小説「ベルリンの秋」 (春江 一也著)

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約 2 分

感想

プラハの春」の続編で、共産主義が取り巻く歴史ドラマに亮介・シルビアの物語が加わり話が進む。歴史物の小説としては、国同士の協力関係や当時の政治的局面を話の中で理解出来るのでおすすめ。

 

ストーリーは、悪役?であるヘスの圧倒的な強さがとにかく際立っており見所があった。圧倒的な残虐性とカリスマ性は、映画「ノー・カントリー」の殺し屋(アントン・シガー)を彷彿とさせる。上下巻に渡って話に緊張感を持たせる重要人物だったと思う。

 

また、マイヤー・べーナー・シュナイダーといったシタ―ジが、彼らの組織に反抗する姿も同様に際立っていた。自分が所属する組織への反抗。実は、ただ母国を良くしたいとの想いから来ている事が分かり、そんなピュアな一面に感動した。

 

一点マイナスは、亮介・シルビアの恋物語の描写。混沌とした歴史の中でシーソーのように失意・喜びがループされる展開でヤキモキしたものの、展開が前作のプラハの春と同様な気配がして少しマンネリを感じた。

◆評価点

読みやすさ:★★★★☆

テーマ性 :★★★☆☆

面白さ  :★★★★☆

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