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小説「世界の測量」

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感想

タイトルだけでは想像が難しい作品だが、個人的にはかなり面白い作品だった。

 

主人公は、数学や物理学の分野で世界に功績をもたらしたガウス、コスモスなどの著で知られるフンボルトの二人。同時代に生きた彼らを繋ぐ物語。

 

一方は机上思考を繰り返す事で世界への理解を深め、もう一方は現地現物で世界の輪郭を明らかにしていく。それぞれやり方は違うけれど、未知の「世界」を明らかにしたいという欲求は同じ。だからこそ互いに惹かれ合い、小説として結びつける話が書けるのだと思う。

 

また、印象的だったのが「自然科学の原点は、自然界を理解するためにある」という事。世界にはまだ未知な事象が散在し、大抵の人々が地球の裏側を全く知らない状態で生きていた。そんな世界を明らかにするために、活動を続けている。

 

科学を学ぶ本質は、まさにこの点だと感じた。忘れずに心に留めておきたい。

世界の測量 ガウスとフンボルトの物語
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