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本「軍師 黒田如水」(童門 冬二著)

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織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と時代の舵取り役が様変わりする中で、黒田官兵衛やその周辺人物が、どのように生き抜いたのかを知れる自伝的作品。彼らは、常に生死を念頭に起きながら生きている分、まさに波瀾万丈という言葉に相応しい人生だと感じた。

 

読んでいて印象に残った点は、官兵衛自身があまりの頭のキレの良さに問題を起こしてしまう事を、業(=理性ではなく感覚的に動いてしまう行為)と表現し、彼が悩んだり落胆を重ねている場面が描かれている所。まさに、戦乱を生き抜いてきた猛者「黒田官兵衛」にもこういった苦悩があるのだと知れて、少し勇気を頂けた。

 

そして、もう一つ。官兵衛が息子の長政に意味のない「草履と下駄」を上げたというエピソードも面白い。この真意は、「万物全てのモノに意味があるかのように考え、身動きとれず流動性を失う事を危惧している。

 

時流は時に恐ろしく早く、考えている間に通りすぎる事もあるので、時には即決して行動出来る俊敏さも必要だと言うメッセージなのだと感じた。

P.S

博多の港というものに興味が湧いたので、いつか船で上陸してみたいなと思った。

 

軍師 黒田如水 (河出文庫)
童門 冬二
河出書房新社
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kuhh
面白かった本や映画の感想をブログにまとめています。読む本は、他の人のおススメやアマゾンの評価を参考に選んでいます。

映画は、もっぱらアマゾンのプライムビデオで見られる作品になってます。たまに、本や映画とは無関係な日々の忘備録を書く予定です。

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