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映画「風立ちぬ」(宮崎 駿監督)

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約 3 分

同期の友達と一緒に風立ちぬを見た。

 

この映画を見る前に、ジブリファンの友達が「ジブリ作品は全て何かしらその時代背景に関連したメッセージが込められているんだよ」みたいな事を言っていたので、この作品に潜むメッセージは何なのだろうか?と考えながら見てみた。

 

ちなみに映画を見る前に勝手に思い描いてイメージは、零戦が登場する事から太平洋戦争の話と関連してストーリーが進むのかな?という事。それこそ、反戦的な内容であったり、人々の行動における道徳的な考え(結果的に戦争の道具として使われた零戦を作る事に対する葛藤など)が描写されているのかな?と想像してみたりした。

 

しかし、映画を見て反戦や零戦が戦争と関わる描写はほとんどなかった事から、それらの予測は正しくないと感じた。

 

それでは、この映画に込められたメッセージ性とは何なのか?

 

同じ映画を見た友達は、口を揃えて主人公のモノ作りに対する誠実さや奥さんの健気な姿に感動していた。私の意見も大きくは同じで、以下詳しく書いてみようと思う。

 

—————- ここから個人的見解(あくまで私の主観的な意見にすぎないです) ——————-

 

この作品で私が感じたメッセージは、「ある意味冷酷なまでに一つの物事に向き合う事の大切さ」。

 

現代は、産業の発達や情報化社会の波が押し寄せて、多くの優れた工業製品やデジタル製品、遊び道具など色々なものが溢れ、それに伴い人々の行動の選択肢も多様化していると思う。

 

何かを買うにしても、輸入やITシステムの整備が整った事から容易に世界中の製品 を買う事が出来るし、もっと言えば飛行機で世界中へのアクセスが可能になっている。自分の意思一つで、多くの事にトライ出来る可能性の開かれた社会といえる。

 

ただ、これらの進歩はメリットばかりではないと感じる。このように選択肢に広がりが生まれた事で、それらは誘惑として自分たちに襲いかかる。

 

よく言われるのが「本来人の意思というのは弱い」というもの。だからこそ今の世の中は、無数の選択肢に惑わされず、一途に物事に取り組むのがより困難になっている。その一方、人々に与えられた1日は皆平等に24時間、時間というのは常に有限。

 

与えられた時間は変わっていないのに、その時間の使い方は無数に広がるという矛盾・・・

 

この映画を通して、そんな現代の悩みを打ち勝つようなメッセージを伝えたかったのではないかと思われた。

 

奥さんの病気を知りながらも、妹が訪問しようとも、戦争が起ころうとも、ある種冷酷なまでに自分の意思を貫く姿を通して、私はそのようなメッセージ性を感じた。

 

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kuhh
面白かった本や映画の感想をブログにまとめています。読む本は、他の人のおススメやアマゾンの評価を参考に選んでいます。

映画は、もっぱらアマゾンのプライムビデオで見られる作品になってます。たまに、本や映画とは無関係な日々の忘備録を書く予定です。

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