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本「まぐれ -投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか」(ナシーム・ニコラス著)

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まぐれというランダム性に関する考察が書かれた本を読み、個人的に興味深い話があった。

 

”具体的な事象を集めて一般化する、そうすると私たちの記憶の容量を少なく抑えておく事が出来る。ただしそういった圧縮を行うと、ランダムな部分(めったに起きないような出来事)が分からなくなる”

 

僕自身がそうだが、ある事象の複雑さが増せば増すほど理解は難しくなり受け入れるのが億劫になる。そして、それらの事象の細分化や研究の進歩が進む昨今において、複雑さの度合いは増す一方のように思われる。

 

だからこそ、集めた事象を圧縮したり一般化する事で本来複雑で理解出来ないものへのアクセスが容易になる事には、大きなメリットがあるのかもしれない。

 

しかし、その結果本来存在するはずの小さなランダム性を見過ごしてしまう可能性があり、それは大きな失敗を招くリスクであるとも言える。

 

特に偶然性の高い世界では、こういった一般化された物事に盲信し、誤った決断を下してしまう事も十分にあり得ると思う。

 

だからこそ、そのような世界の中で安易に物事を一般化したり・権威者によって一般化された定説を盲信するのではなく、ランダムな要素の可能性にしっかり心を配れるキメ細かさをもつ事が必要なのだと感じた。

 

まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか
ナシーム・ニコラス・タレブ
ダイヤモンド社
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kuhh
面白かった本や映画の感想をブログにまとめています。読む本は、他の人のおススメやアマゾンの評価を参考に選んでいます。

映画は、もっぱらアマゾンのプライムビデオで見られる作品になってます。たまに、本や映画とは無関係な日々の忘備録を書く予定です。

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