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本「思考の整理学」

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約 3 分

はじめに

友達の薦めで読み始めたこの本。本の帯に「もっと若い時に読んでいれば・・・」といった話があったが、確かにその通りためになる内容が散りばめられていた。

感想

「日常生活の中で、機械的にただ作業をこなす日々を送るのではなく、創造的・独創的に生活を送る事が大切」を改めて痛感した。勉強の本質は、ただ紙に書かれている事を暗記し、それを必要な場面で再生する事ではない。

気になったフレーズ

「見つめる鍋は煮えない」
注意しすぎてはかえって結果が悪くなるという意味。ヒトの心理をよく突いた面白いことわざだと感じた。

「本当の大問題は、心の中で温めておく」

自分にとって価値の大きい問題やひらめきは、長い間寝かせる事で吟味され、洗練されるものになるという話。世の中には良いアイディアだが煮詰まっていないせいで、批判を喰らい消滅してしまうアイディアも確かに存在する。

アイディアは自分の手元で一定期間寝かしておくのもアリかもしれない。

「着想のエディターシップ」

ブログを書くことも、言ってみればこのエディターシップ(編集すること)の一つ。複数のモノを自分なりに解釈し、それらを編集して2以上のモノとして世の中に生み出すのも着想のエディーたーシップだと思う。

「流行の色眼鏡」

現在流行だったり旬の作品でも、時代とともに風化され埋没されるケースは多い。本屋さんでも、何百年前から存在する本が再版される事は稀で、多くは数年後に日の目をみなくなる。

そんな流行をものともせず、時代の変化にも耐えられる作品が、後世に引き継ぐ事が出来る名作。そういった流行の色眼鏡を取り外した作品を、今後も読んでいきたいと感じた。

「捨てるとは、その人間の個性による再吟味が必要である」

個性による再吟味という表現が上手い。「成長する」事は、若年時代にコレクションした価値観や想いを、再吟味によって時には捨て、時には昇華させる事なのだと感じた。

思考の整理学 (ちくま文庫)
外山 滋比古
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